2014/04/14

青森旅行3



青い森鉄道という聞きなれない路線で、青森駅から八戸駅へ。
八戸からJR八戸線で陸奥湊駅へ。合わせて2時間弱。
通勤時間帯で少し混んでいる。

陸奥湊駅には朝市があって、海鮮のごはんを食べられる。
はじめに行きたいと思っていた、同じ八戸の館鼻岸壁朝市は、
冬期休業だった。

陸奥湊駅を降りて、ひとまわりしていたら、
見た目ですごくおいしそうな予感のする
コロッケ屋さんを発見。

外からじっと見ていたらニコニコとご主人が出てきてくれた。
コロッケとりんごの天ぷらを揚げてもらい、
その間また駅まで戻ってうろうろする。


「コロッケ、揚げたてだからおいしいよ!食べて食べて!!」と
ご主人が満面の笑みで言うので、
すぐに食べるつもりではなかったけれど、お店を出て
少ししてから食べてみた。

「えー!おいしい!!」
じゃがいもがなめらかで、やわやわで、すごく甘い。
しばらく呆然と道にたちつくしていた。
あつあつのうちに食べなかったらこんなにやわらかいこと
分からなかったかもしれない。

あとで調べたら、このやなぎやコロッケ
地元の昔からの名店らしい。


りんごの天ぷらは縦に輪切りだった。

駅で聞いて朝市へ。
町には小さな市場っぽいところがいくつかあるようだった。


この、少しの海鮮を選んで朝ごはんに食べるのをやってみたかった。

せんべい汁200円。
きのこやしらたきや、色んな具が入っていておいしい。
外が寒いのでストーブの近くに座って温まる。

まぐろのカマ250円。
注文したら軽く焼いてあるのを
甘辛いたれを漬けてもう一度焼いてくれて、香ばしい味。

ごはん100円、いくら100円で朝食セット。
どれもすごくおいしくて、朝市の様子を見ながらゆっくり食べた。 



りんご、「青森らしいのください。いいやつ。」と選んでもらう。
いくつかとって検分して選んでくれたけれど、
どこを見て選んでいるのかぜんぜん分からなかった。

青森で名産という、王林(青くて大きい)、サンフジ、
紅玉2種、青り3号などを買う。
重かった・・。青リ3号が一番好きだった。

この日はちょうど、「えんぶり祭り」というのがあって、
朝市の近くでもやっていた。
お店や家の前で商売繁盛などを祈願してやってもらうらしい。


りんご、普通のスーパーのビニール袋に入れてくれたので、
駅のベンチにおいたらりんごが転がってしまって、
2回ほど線路に落ちそうになる。
(周りの人がハッ!と拾おうとしてくれた)

えんぶり祭りの公演を見るために八戸へ。
八戸駅の観光案内所にいったら「本八戸駅でやっています」という。
しばらくドトールで休んで本八戸へ。

市庁の前の広場が会場。
寒いので甘酒を飲んで待つ。


えんぶり、すばらしかった。
私が見たのはどうさいえんぶりというもの。
まず男性3人で、刷り込み(刷り始め)というのを輪になって舞い、
その後、子供3人で松の舞、
えんこえんこという舞、
岩手など東北の名前を次々に言っていく、大福舞、
豊年すだれ、
恵比寿様が、鯛を釣れるまで繰り返し続ける恵比寿舞、
刷り納め、
くろ止め
と、次々に違った舞を催す。

曲は全部一人の男性がマイクの前に立って歌っていて、
それがすごく良くて、舞もそれぞれ面白くて、
こんな素晴らしいお祭りがあるなんて・・・と感激して
うるうるした。

豊年すだれをやっている中年の男性が
冗談を言いながら(ドッカンドッカン受けてた)
次々に芸をやるのを、若い踊り手の男性が
クスリとも笑わずに冷たい目で見ていて、
「父なのかな・・」と思っていたんだけど、
すだれを失敗しまくっているのを見て
こらえきれず吹き出していた。

恵比寿舞は、鯛を釣れるまで何度も
たくさん台詞を言いつつ舞を続けるもので、
釣り糸に鯛をひっかけるのは、
舞台下で鯛を持っている人(豊年すだれの男性)の
さじ加減なんだけど、全然鯛をひっかけてくれなくて、
恵比寿舞をやっている男性(二十歳くらい)もお客さんも
「まじか。」って感じに苦笑していて笑えた。



駅までの帰り道にあった洋菓子屋さんでお菓子を買う。
クッキーもケーキもおいしかった。ここも後で調べたら
老舗の人気店だった。


八戸は太平洋側だからか、
普段ほとんど雪が降らないそうなのだけど、
この時は少し前に大雪があったそうで、珍しく積もっていた。

道路が工事中で、迂回させられた道が雪かきを全くしていない道で、
凍結した下り坂をあるかなければならず、りんごとケーキを持って
盛大に転ぶ。(3回目)

手から流血してしまい、痛くてボロボロ泣きながら青森駅に帰る。





ホテルで、えんぶりの会場で買った”こびりっこ”という、
せんべいに赤飯(赤えんどうみたいな丸っこい豆)を挟んだものを食べる。
ごはん部分はもちもちしていなくて、すこしだけ塩味がついていて、
せんべいが薄甘くてとてもおいしい。

売っている人が「うちで作ったお米だよ。」と言っていた。

夜、デパートなどをまわる。NAKASANというところが
一番見やすくて好みだった。

0 件のコメント:

コメントを投稿