2013/03/24

上野公園・鈴本演芸場・千鳥ヶ淵・千疋屋


3/20 春分の日。
母が来て、ぽっかりできた予定のない一日に、
前夜「なにしようか?」と相談して、
上野の鈴本演芸場にいくことにしました。

桜の動向をぜんぜん知らなかったのですが、
観測至上最も早く開花したとかで、
上野公園は満開に近い状態で、花見客もいっぱいでした。



カワウ?のような真っ黒な鳥。



かもめがとまっています。

いたるところにいろんな鳥がいました。
違う種類なのにこんなに近距離でいいんだ!と母と驚く。

腹ばいの状態がかわいすぎて、鳥を見すぎました。桜より。




鈴本演芸場。
落語を生で見るのは二回目。わくわくしました。


開場まで時間があったので、念願だったミスタードーナツへ。
話をしつつ、生ポンデリングを食べつつ、カフェオレおかわりしつつ。

ミスドのカフェオレって、たいがいとても苦いのですが、
ここのはミルクが多いのか苦くなかったです。

開演前の寄席。
雰囲気に、「おおっ」となります。
席には新幹線のようなテーブルがついています。

番組。
昼の部は12:30-16:30

「たらちね」「子ほめ」「宗論」「まんじゅうこわい」など、
定番が聞けました。
とはいっても、どれも生で聞くのは初めてで、聞いていて、
「これはもしかしてあれですか・・・!」という感じ。

枕も現代風ですし、一人ひとりキャラクターも
話し方も動きも違って、とにかく面白いです。

***

私が好きだったのは

橘家文左衛門「笠碁」(古典落語)

頑固なおじいさん二人の描写がすごく人間らしくて面白かった・・。
それに声が通っていてわかり易かったです。


柳家喜多八「旅行日記」(新作落語)

ひねくれ者、という感じで面白い悪態をつきまくっていましたが、
観客に好まれる感じの人でした。
東北弁も江戸弁も面白かった。
たたずまいが格好よかったです。


柳家小ゑん「恨みの碓氷峠」(新作落語)

昼の部主任。喝采の拍手とかけ声で迎えられていました。
「鉄道」「電気」「落語」のマニアックな知識が30分にぎゅうぎゅう。
「オタク落語」といわれているそうです。
声を出してたくさん笑いました。
太ももの「絶対領域」という言葉が寄席で出てくる驚き。

小ゑんさんが「落語見てメモなんてとりやがって・・・」
「ホームページに感想なんて書きやがって・・・」
「神田に落語カフェなんてあるんですよ・・・・・・狂っとる!!!」
というようなことを笑いをとりながらおっしゃっていたのですが、
「スミマセン・・・!!」と思いつつ
忘れたくない私は題名とか名前とか名詞とかメモしていました。
4人も代演になっていて、名前分からなくなっちゃうし・・。

***

聞いていて、考えたこと。

マニアックな話について
「わかんないけど、わかんない世界すぎて笑える」と、
「そのマニアックな名詞がわかって共感して嬉しくて笑える」と、
どっちでも面白い。

話し言葉が全部現代の言葉だから、聞いていてかなり分かりやすい。
20代・30代の観客にめちゃくちゃ受けそう。
でも、早口だし、マニアックだし、高齢の方にもついていけるんだろうか。

新作落語と古典落語について
「新作なんかだめだ」という論調もあるようだ。
どういう流れなのか知りたい。

***

小ゑんさんは、演目が終わって電気が暗くなっても
何回も何回も挨拶をしていました。

外に出たらもう私服で入り口にいて、
あまり目をあわさずに「ありがとうございました」と
シャイそうな感じで小さな声で言っていて、
「面白かったです!!」と言うのも嫌がられそうだったので
「面白かったー・・・・・・。」とつぶやいて通り過ぎました。

今度こういう機会があったら、ちゃんと握手をしてもらって
「面白かったです。」と言おう。 

***

皆さんの挨拶で印象的だったのは、
「満員御礼でありがとう。これで食べていけそうです」
「上野公園の桜がきれいなのに落語なんて見て」
「休みの日に落語を見にくるなんて友達いないんですね」
「気楽にきいてください。難しいことなんてないんだから」
なんで皮肉と自虐はこんなに面白いんでしょうね。

漫才のすず風にゃんこ・金魚を見つつ食べたお弁当。
上野駅で買っておきました。

飲食自由です。
上野は入れ替え制で昼夜二公演ですが、
浅草は入れ替えなしなので、
食べ物をたくさん買い込んで寄席に行く人もいるそうです。

すごく迷ってこれにしましたが、とてもおいしかった・・。
見つけたらまた買おう、と思いました。

千鳥ヶ淵の桜を見に、竹橋駅へ。
ぐるーっと、丸の内まで歩きました。
皇居周辺は、まだ満開ではない桜もたくさんあって、
花見をしている人はほとんどいませんでした。

薄暗かったのであまり写真を撮りませんでしたが、
いろんな種類の桜が咲いていました。

大丸の千疋屋で、フルーツパフェ(ハーフ)
メロンが、やわらかい食感で、噛むと弾力が少しあって、
じゅわっと果汁があふれてすごくおいしかったです。

桜を見て、落語を聞いて、皇居を歩いて、フルーツパフェ食べて、
充実の一日でした。

小ゑんさんのことを調べまくりながらうちに帰りました。
またすぐに落語を見に行きたいです。

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